2018年3月2日金曜日

社会の普通は時代で変わる 普通や常識は不確かで根拠の乏しいもの

五稜郭タワーに掲示されているペリー来航に備えた御触書が面白い。まじか。


18条から抜粋された5つの条文

・アメリカ船が来たら興味本位にみちゃダメ
・牛で荷物運搬しちゃダメ(食べられちゃう)
・アメリカ人はお酒が好きだから隠して!
・海沿いの家は鍵をかけて家から覗き見しちゃダメ
・アメリカ船停泊中は法事ダメ。葬儀は夜こっそり男だけでやって!

もう、ね。

私の周りはお酒好きだから、みんなアメリカ人かも知れない。
ペリー提督が来たら、私も見に行っちゃうと思う。マスコミさん全滅。
私は牛赤身肉好きだから、私にも牛を見せてはいけません。
当時は土葬だろうし、夜法事をやって穴をほったら何人か一緒に埋まっちゃいませんか。

この頃は真剣に道民を守るために考えた大真面目な条文でも、今見るとちょっと笑える歴史の話。

今、普通でしょ!とか、常識でしょ!にとらわれて行動を狭くしているなら、それはもったいない。それの根拠は何で、それは評価に値するのか。考えて新しいものにチャレンジせねばなりません。

これ、1854年の出来事。たった164年前。
桜が164回咲いたら、こんなに世の中は変わる。だから、今見えている常識に囚われ
すぎないことが肝要。