2018年8月31日金曜日

本に載ったよ!

ピアの事例を話題の本に掲載していただきました。


じゃじゃーん。御社の「売り」を見つけなさい。
全国ビズモデルのモデルを作り上げて牽引し続ける小出宗昭さんの新刊で
す。


ちゃんと書いてくれて嬉しいです。

現、富士市産業支援センターF-biz(エフビズ)のセンター長小出さんに出会ったのは2007年。当時は静岡銀行の人で、出向で創業支援センターのセンター長をしていた小出さん。ご縁をいただき、何のことかわからないまま現状をさらけ出しにいったところ、さとうさん、それはちゃんと伝えるべきだ、正しいことはちゃんと進めよう、と背中をおしてもらった最初の人です。

何者でもなく、何をしているのかも謎な社会的事業を押し進めるさとうを全面的に信頼してくれた貴重人材、もう頭が上がりません。

現在までずっと定期的に今の状況を伝え、わたしの偏りを指摘し、方向感を補正してくれる小出師匠。上司の居ないベンチャー社長にとっては、小出さんのような存在は本当に本当にありがたやです。

ここ数年は私自身もエフビズでのビジネスアドバイザーとして、小出さんのもとで産業支援の業務もさせてもらっています。さとうの相談デーはエフビズにお問い合わせ下さい。1回1時間、無料、要予約です。


富士市産業支援センターエフビズ http://f-biz.jp/


ベンチャー支援をしている人のほか、ベンチャーの経営者さんにもおすすめの一冊です。アマゾンで買えますよ。

2018年8月28日火曜日

イケメン効果 社内にイケメンが来たらどうしよう。

先日、社内のお弁当を公開したところ、訪問者数がべらぼうに伸びていてびっくりです。
(件のブログはこちら→ピアのサラメシ


働き女子、お昼の自分のお弁当なんて、結構こんな感じなんじゃないですかね、実は。いちじくオンリーはだめだろう、という優しいツッコミも何件かいただきましたが、こんなもんなんじゃないかな、別に不自由もない。体を作る時期を過ぎて、朝と夜のつなぎのような役割のランチ。三食ちゃんと作っていたらつかれちゃいますよ、仕事もあるし。

ブログ用に抜き打ちで社内のランチの写真を撮っていたところ、なぜこんなに手抜きになっているのだろうかについて意見交換会になりまして、以下のようなコメントが出ました。

#皿で持ってくれば洗い物が減る、フタを洗わなくていいだけでも−1アイテム。
>うん、ごもっともです。しかもお弁当箱にはフチとかパッキンのくぼみとか、あらいにくいところがありますよね。

#職場にイケメンがいないからこんな事になっているのかも。
>いや、そうなのかい。イケメンがいたらお弁当箱を使うのかい。お皿とか容器よりも、むしろ中身をちゃんとしたほうが、頑張っている感がでるのではないですか。

うん、イケメンね、たしかにちょっと身が引き締まる思いがあるかもね。
社内にERの頃のジョージ・クルーニーがいたら、いちじくをお皿に乗せて食べるかもしれない。(私は普段立ったままキッチンの近くで適当にご飯を食べている)
何にせよ、まったりとしていると緊張感がなくなるわけですね。結果が皿ごはんと適当なお弁当かも!

とはいえ、毎日現場で緊張感の連続のスタッフ一同。事務所の中はだらんとしてほしいので、イケメン効果は求めず、イケメンを求めることもやめておきます。


今日も通常運転のピア店内。

2018年8月25日土曜日

ピアのサラメシ 働く女子のリアルランチ

SNSに流れてくるみなさんのお弁当アップはすごく気合入っていますが、リアルあんなにみんな頑張っているのでしょうか。あれを見てると、みなさまの家事能力が高すぎて社会に適合できる気がしないです。

そんな人が他にもいるかもしれない、という淡い期待を抱きながら、ピアのリアルアラフォー女子たちの、肩の力ゼロ(むしろマイナス)のランチを披露します。本当にリアルで、抜き打ちで写真撮影をしております。つまり、日常。毎日のランチタイムを楽しくする、がんばらない、インスタ映えないランチたちです。

まずは、一番お弁当っぽい店長柴田のお弁当。プチトマトがついていて、弁当箱に入っている。



これは美容師近藤。そば・つゆ・納豆・めかぶ。混ぜると「納豆めかぶのねばねば冷やしそば」になります。夏っぽい。つゆにネギが入っているところが高得点。


美容師兼内勤の柳生のランチ。ここからは、お弁当箱ではない。お皿にもられたお弁当です。車通勤だから為せる技。お弁当箱より洗うのがラクだから、という理由らしい。
ごま塩が使いかけ、がポイント。


美容師伊藤のお弁当。卵焼きの端っこ、というのがお母さんぽい。やめてよー、とらないでよーw、と拒むもパワハラで撮影公開。卵焼きの端っこは何故か美味しいですよね。

私のランチ。ご近所のお客様にいただいた、庭でとれたていちじく。野味あふれる、さっぱりしていて香りのいいいちじく。おいしい。


以上、ピアを支える美容室メンバーのサラメシでした。

毎日のご飯は、そんなにがんばらなくても、いいんじゃないですかね。
うちのサラメシも、なかなかユニークです。

2018年8月21日火曜日

選考会でした!東海若手起業塾11期生5人とパクチー醤油

今年も、鬼のようなプログラムで見えないものを見に行く”東海若手起業塾”のシーズンがやってきました。これは、東海4県のソーシャルベンチャーを育てる6ヶ月間のプログラム。毎年8月に選考会をして、2月まで本気で事業のこれからを組み立てていきます。ブラザー工業株式会社がスポンサーで、東海ならではの地域課題を掘りまくります。

真面目な会なのですが、東海若手起業塾OBOGにとっては、五月雨式にOBOGがワイワイと集まる楽しい場所です。おわってしまえば、愛着しかない。

現在、四国の西条でベンチャー支援に取り組む後輩安形くんが、西日本豪雨で加工場が被災して売れなくなったパクチー醤油を販売していたので、それをみんなに強引に買ってもらったり、三年待ちのソフトドライいちじくを作っている同期鈴木くんが持ってきてくれたぶどうを食べたり。


パクチー醤油。豊田市で福祉作業所の支援をする後輩首藤くんに私の分を買ってもらう。ありがとう。

有機的なエコシステム(要は人間的なつながりと循環性)も育む東海若手起業塾は、エントリーして、選考会で選ばれるところから始まります。エントリー数は、ここ数年は倍率3倍くらいで推移しており、今年もだいたいそんな感じ。最終選考会に残ったのは8名でした。最終選考会は公開プレゼンです。



うむ、今年も緊張感。



選考を経て、5人が選ばれました。


緊張しすぎて、片足の裾がまくれ上がっているのに気づかない。



というわけで、東海若手起業塾11期が始まりました。
私は選考会、合宿、シニアメンター(困ったら相談にのる)、最終発表、とかかわらせていただきます。今年もたのしみな5つの事業。アップデートは東海若手起業塾公式FBでどうぞ。

東海若手起業塾公式FB
https://www.facebook.com/tokai.entre/


2018年8月19日日曜日

ほうじ茶の作り方

緑茶を炒ってほうじ茶を作りました。現在、家の中が緑茶工場の匂いです。
買ってくるほうじ茶も美味しいけど、緑茶葉をサっと炒めてほうじ茶を作るのも楽しいです。

当たり前ですが、茶葉によってほうじ茶も味が変わるのです。法事でもらう高級な茶葉で作ると、めっちゃ美味しいほうじ茶ができます。旨味の濃い茶葉からは、旨味の濃いほうじ茶。あっさりしたものは、あっさりしたほうじ茶。静岡はお茶どころなので、お茶が身近です。


まず、手頃な茶葉を買う。今回は100g150円のかりがねを購入。
そして、茶葉をおなべに投入。


これはカレーなどを煮る小ぶりな寸胴鍋です。
テフロンのフライパンでも良いと思います。油はひかずにそのまま素煎りです。

弱火にかけて、こげないように混ぜながら炒ります。
炒っていると突然、いい匂いが上がってきて、色が変わってきます。


いい匂いがしてきました。緑茶工場の匂い。


完成。

予熱で焦げていくので、完全に色が変わる前に止めましょう。
丁寧な人は、すぐにボウルなどに茶葉を移せば、予熱でこげないですよ。
私は面倒くさいので手前で止めて、少し混ぜて、あとは放置。

2018年8月16日木曜日

お墓をしまう、は結構大変だと知りました。

お墓参りに行ってきました。お盆のお墓はお掃除されてお花が差してあり、少し華やいでみえます。

何気なく墓を仕舞うにはどうしたら良いのかを調べてみたところ、結構大変でお金もかかることが発覚。まじか、墓、おそるべし。びっくりしたので書いておきます。

1)墓じまい(墓を処分する)を申請する
墓の管理人に申請する。サトウ家は市営墓地なので敷地内の管理事務所に行くようです。お寺なら、お寺へ。

2)行き先を決めて、お骨を移す
他の墓に入れてもらう、永代供養、散骨、共同墓地、など。行き先により書類が違うようです。別のところにお骨を移す際には、受け入れてもらうところから「受入証」を発行してもらい、「改葬許可証」が必要。骨になっても置くところに許可証が必要とは、お墓を甘く見ていた。許可証は市のホームページからDLできて、手数料は350円(浜松市の場合)。

3)閉眼供養(宗教的な話)
お墓には故人の魂が宿るので、それを供養してもらう。お寺さんに数万円包むそうです。うむ、宗教心がないと実感がないですね。うちの母親は、石にはいない気がする、ゴルフしてベガスにいってキムタクを追っかけて遊んでいそう。

4)墓を解体する
1㎡あたり10万円くらいでお墓の石を撤去して運び出し、更地に戻す。

5)離檀料を払う、お寺の場合
お寺にありがとうの気持ちを込めてお布施を包む。終活系サイト情報によると、相場は10万くらいらしいですが、700万円を請求された事例もあるそうです。払える人がすごい。
サトウ家は市営墓地なので、これは0円。ご先祖さま、ありがとうございます。

6)新しいところにお骨を移す
□どこかのお墓に入れる場合
納骨式の費用は、お寺さんへのお布施10〜20万円くらいとのこと。

□散骨する
海に散骨する場合、船を借りる費用がかかります。散骨自体は費用0円。
散骨条例がある地域があり、その地域は役所に申請が必要。火葬許可証や分骨証明を必要とする場合がある、とのことです。役所は関係なく、船の人たちが求めるようです。

以上。思ったよりも大変だった。そしてお金も結構掛かりそう。
なんてこったい、私も弟も子どもがいないから、どこかでこれをやるのです。文化が形になると、どこかで仕舞わなくてはならなくなる。うむ、その世代なんだね。

それにしても浜松市の墓地公園にはたくさんの同じような石が碁盤の目にダーッと並んでいて、住所表記もないのにみんな覚えいるのですね。私は時々、間違えます。あれ、お墓がない、そんなわけ無いだろう、ああ一本向こう側でしたか、と。魂がはいっているなら、もうちょっとアピールしてほしいです。おい、そっちじゃないよ、こっちだよ、って。

墓石にGPSをつけるか、グーグルマップ@墓が欲しい。



うちのお墓。明治の頃の先祖から母親まで入っております。




2018年8月11日土曜日

TEDxでスピーチをするまでの5ヶ月と、あとに残ったもの

2016年の9月にTEDxHamamatsuでスピーチをしました。この体験が結構面白くて、あとに残ったものと気付きが印象的だったので、書いておくことにしました。これからTEDxでスピーカーをする方にも参考になれば幸いです。

  1. TEDとTEDx
  2. スピーチを作った4ヶ月が大変
  3. 本番の裏側、追い込まれる2日間
  4. 終了後に残ったもの、2年経って思うこと


1:TEDとTEDx

*ご存知の方は読み飛ばしてください。*
TEDとTEDxは違うものです。私がスピーチをしたのは、TEDxです。

TEDとは?
TEDは「価値あるアイデアを共有しよう」というコンセプトのカンファレンス。要はみんなで面白いスピーチを聞いて、それから考えたり行動を起こしてみよう、という次のきっかけを作る場です。

スピーチは、すごく硬い話からライフハックみたいなものまで幅広い。

こんなスピーチもあります。これは私が大好きなTEDトークの一つ、紙タオルの正しい使い方についてのスピーチ、約5分。アメリカ国内だけでも年間590万トンの紙タオルが消費されていて、紙タオルを一人一日一枚削減するだけで年間約26万トンの削減になる。だから手を洗ったら水を切ってからペーパータオルを使おうね!という現実的方法をみんなで実戦してみるチャーミングなスピーチです。

赤い丸い絨毯の上で、TEDの赤いロゴの近くで、スピーチをするのです。

ウィキペディアでは、こんな感じ。
TED(テド、Technology Entertainment Design)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市に本部があるLLCカナダバンクーバー(過去には米カリフォルニア州ロングビーチモントレー)で、毎年大規模な世界的講演会「TED Conference」(テド・カンファレンス)を開催(主催)している非営利団体である。

TEDはこんな感じです。
※これはかなり大雑把に説明をしているので悪しからず。

TEDとTEDxの違い
本家のTEDからライセンスを受けて、イベントのコンセプトを受け継ぎ、各地で自主的に行われる独立したイベント。つまり、ちゃんと申請して、ものすごく厳しいルールを守りながら、TEDを各地で独自に行えるのがTEDx。各TEDxは独立した運営であり、TED本体は運営にかかわらない。小さい”x”の後に実施場所がくっつきます。私が参加したのは、浜松市で行われるTEDxのTEDxHamamatsu(てでっくすはままつ)です。

TEDxHamamatsuはこちら
https://tedxhamamatsu.com/

2:スピーチを作った4ヶ月が大変

当時のカレンダーを確認しながら、4ヶ月間の思い出を語ります。

4月25日
初回MTG。何のことかわからない私のところに、TEDxHamamatsuのオーガナイザー(リーダー)の河口さんと、スピーカーチームの森さん、鈴木さん、という3人がやってきて、TEDxにでないか佐藤さん、というネゴが行われました。面白そうだし、いいかなって思ってオッケーしたのがここからの地獄の4ヶ月の始まり。

5月、6月
TEDxスピーチの原稿は大体1400文字くらい。15分間ほどのスピーチを書くのですが、どう書いたらいいのか全くわからない。とにかく書く、スピーカーチームに投げる、返ってくる、書き直して投げる、返ってくる、永遠ループ。めっちゃ丁寧に添削されてかえってくる。そもそもこのスピーチの流れで人に伝わるのか、コアコンピタンス(圧倒的な話の核の部分)は同じなのに、TEDスタイルで伝えようと思うと難しい。夜中に書いて明け方送ると、翌日夜中に返ってくる、という体育会系のラリーの毎日。だんだん何をしているのかわからなくなってきて、修行僧ってこういう気分なのかな、とおかしなテンションで近所のコンビニに行き、明け方の空を眺めながらヘラヘラ笑っていたことも懐かしい思い出。このときラリーに付き合ってくれた鈴木さんのことをこの頃から「鬼軍曹スズキ」と私は呼ぶようになりました。鬼軍曹スズキ、いまでも呼び名は軍曹(ぐんそー)のままです。

中国出張の飛行機内でも、移動の電車でも、仕事をしていても、スピーチを印刷した裏紙をもって赤ペンをいれたり、いやいやもうこんな原稿捨てて位置から書きなおしだよ!軍曹ごめんよ、と思ってゼロから勝手に書いちゃったりしました。

6月30日
原稿の一回目の締切日。締切は本来ないのかもしれませんが、私はゴールが無いと頑張れないので締切があった様子。もう辛すぎて覚えていない。原稿は一旦終了、それに合わせてスライドづくりスタート。

7月30日
1回目の練習スピーチ。TEDxHamamatsuの運営ミーティングの場を借りて、まずはスタッフチームの皆さんにスピーチを披露。まだ練習不足でつたないスピーチなのに皆さん温かく聞いてくれて、ああ人はこうやって育つのかと実感した1回目。

しかし、このあと結局、原稿をまるっとゼロから書き直して作り直しをすることになる。勝手にやって、軍曹が焦る、たぶん焦っていたと思う。全くコントロールの効かないスピーカーを担当した軍曹、たぶん焦っているのに揺らがない大人だった。

8月26日
2回目の練習スピーチ。前回と同じく運営メンバーの前でスピーチ。この頃から、そろそろ原稿を丸暗記のプレッシャーをかけられる。TEDスピーチでは、原稿はおろか、カンペも許されない。時間も厳守。大筋決めてフリースピーチなんてもってのほか。完全に作り込まれた15分間を作る作業が始まる。

9月
スピーチを直す、スライド作る、スピーチ直す、スライド作る、を繰り返す。仕事の合間、移動時間と空き時間がすべてTEDxになる。TEDって赤だよね、ということで、何着ようかなと悩む。スピーチを覚えて、15分間1クールでとにかく喋る。一人で部屋でニコニコして15分のスピーチを喋り続ける。スピーカーチームが真剣すぎてサボるなんて恐ろしくてできない。だんだんことの重大さがわかってきた。これは、結構大変なやつだぞ、とこの頃やっと気づく。他のチームの進捗が気になるが、あまり伝わってこなくて余計焦る。


3:本番の裏側、追い込まれる2日間


9月24日

本番前日。朝から会場の静岡文化芸術大学に軟禁されて通しリハーサル2回。もうスライドの差し替えはNG。仕事のプレゼンのように、いやー、こちらのスライドに差し替えて下さい、って当日言うのはNG。運営の人はスライドが当日ちゃんと回るか、などなど、想像以上にシビア。この時点では、中の写真をSNSなどに公開するのはNG. スピーカー同士、控室で若干青ざめた顔でもう逃げたいという話をする。スピーカーが控室、廊下、階段、通路、とあちこち移動しながらスピーチをぶつぶつ言い続ける。スピーカー仲間のステラちゃんと、TEDxカラーの赤を着ようと話す。夜はウエルカムパーティ。



楽屋でパラリンピックメダリスト佐藤圭太くんのメダルを見せてもらう。首から掛けてみるとずっしり重くて、振るとカラカラ音がする。なんだかんだと1日一緒にいると打ち解けて楽しい楽屋。



ジャパニメーションフォトの杉山くん、カメラの使い方をレクチャー。本番前に笑いをとってくれるムードメーカーもいて、いいチームだった。


9月25日

本番当日。午前中に通しリハーサル。
マイク着けて、フリッカー持って、とにかく話し切る。



舞台から。赤い絨毯の上でスピーチします。



昼過ぎ、開場。誘導看板をもったスタッフチームメンバーが誘導してくれます。



お客さまが入って、あっという間にスタート。ここからは舞台裏から見学。自分の前のスピーチは正直聞いている場合じゃないのに聞いちゃう 。面白い。本番が始まってしまえば、あとはやるだけ。スピーカーチームの軍曹スズキ氏の紹介コメントの後、15分間のスピーチ。軍曹がめっちゃ緊張して噛みまくる。



なんだかんだと無事終了。スピーカー6人で記念撮影。やりきった達成感と安心感しかない。

4:終了後に残ったもの、2年経って思うこと

TEDxは実質半日のイベント。約5ヶ月の大人の真剣な遊び。
しかし、運営チームはその前後も大変なのです。

スピーチのを動画でアップするため、編集して、字幕をつけて、英語訳もつけて、多くの人の手を経て公開されます。運営には大きなテーマパークやカンファレンスを運営している人や機材が入っていて、とても高いレベルで処理されています。

それを支える運営チームは、毎週ミーティングして進捗を共有し、チームごと役割分担して準備を進めています。本番前日・当日の2日間、たくさんの運営ボランティアの人たちが会場の安全を保ち、滞りなく進行させていました。


みんなで記念撮影。この3倍くらいの人が関わっていたと思う。

この人達に支えられながらスピーカーを体験して、私の中に残ったものは3つ。

1つは、地方でも面白いことができる。やってみた事実と自信。楽しいことを作ろうと思ったら、本気でやればこんなに面白いことができる。イベントや事業のフレーム(型)はもうあちこちに存在しているのだから、後は、誰かがやりはじめたら、それに真剣にのっかって、真剣にクオリティだしてやる。そうしたら、こんなに面白いことができる。

2つ目は、やったらできるという自分自身の成功体験。おとなになると、正解のないことを信じてやり続けることが沢山あります。特に、私の仕事は今はないけどあったらこんなに患者さんは生きやすくなるよ、という見えないものを見せて実現させていく仕事。だから、ときどき、本当にこれでいいのかとても不安です。解のレパートリーはいくつもありますが、どれが正解かわからない。でも、決めて、それの実現を目指す。遠いゴールを目指す仕事に、自分がやりきった体験は力をくれます。達成感や成功体験はおとなになると得にくいものです。それを得た貴重な5ヶ月。

3つ目は、スポンサーのあり方。TEDxはスポンサーと入場料で運営されます。お金を出してくれる企業団体さんとの関係性は、もう少し変えられるんじゃないか、と。イベントをする人、スポンサーはゲスト、という関係性から、ともに作り手に参加する権利として売れるくらいになったら、TEDxはもっともっと面白い場になるはず。普段のしごとでは体験のできないことが沢山あります。ポストや名刺は何の役にも立たないし、考えて動いて、失敗したらやり直せばいい、というアタリマエのことも、仕事ではなかなかできない。それができるのは、こうした仕事じゃない場所ならでは。最後までやりきって、結果オーライになるように全員最大限努力する、追い込まれ感ハンパない体験でアドレナリンを出す体験。

最後に、2年経って思うことは、ああしんどかった!です。それでもやりきれたのはスピーカーチームの真剣さのおかげです。真剣さには真剣さで返すしか無いでしょ、というくらい真剣。あと、TEDxHamamatsuメンバーがTEDxの場を愛していて、これを壊す訳にはいかないです。私たちスピーカーは前に立ってスピーチをさせてもらい、目立ちます。目立つ人の後ろにはたくさんのスタッフがいまして、その方たちが真剣に支えてくれています。スピーカーは、全員の思いをお客さまに届ける役割もあります。

先日、私のスピーチに英訳が付いて、これでTEDxHamamtsuの一連の作業が終了しました。スピーチをするぞ、と決めてから本番まで5ヶ月。その後、動画のアップや字幕、英語訳をつけて、ココまで2年。良い仕事は、たくさんの外から見えない仕事に支えられているということをそのまんま体現しているTEDxHamamatsuの皆さん、いい体験をありがとうございました。



TED風にかっこいい写真を撮ろう、の1枚。
左がおに軍曹スズキ氏。普段は公務員です。


Shall we make something that make people happy? | Makoto Sato | TEDxHamamatsu

How can I help the patients who have a hard time to live because of their illness, using some products? How can I realize a society that those patients can live positively in? Ms. Sato supports those patients with her mission strenuously. How did she feel when her products make the patients positive? She talks her ideal for us how making products solve the problems in our society. She met a leukemia patient during practical training of nursing school where she had entered after working. And she knew the necessity of wigs for the patients and community care. She visited China when she was a student and established a company “PEER” with only 50,000 yen. Its business aim is to support patients, family, and medical staff by making products such as reasonable human-hair wigs made by its reservation only hair salon. She studied how to commercialize user’s opinion at Shizuoka University, Management of business development. Ms. Sato was born in Hamamatsu city in 1977. Nurse / Representative director of PEER Co., Ltd. This talk was given at a TEDx event using the TED conference format but independently organized by a local community. Learn more at http://ted.com/tedx

2018年8月9日木曜日

コーラに心を満たされる 満たされ感が栄養価を超えた感じ

熱を出して今日はお休み。こどもかよ!ですが、感染をばらまくよりもマシ。

少し熱が下がってきたので食べたいものを考えていたら、コーラが無性に飲みたくなりまして、ふらふらしながら近所のスーパーへ。

めっちゃ久しぶりにコーラをのみました。うまい。

体にいいとか悪いとか、そういうことも大事ですが、とにかく今のコーラは超美味しかったです。感覚的に美味しいものは、心の栄養。コーラは何の栄養もないけれど、とにかく幸せ。合法で美味しくて幸せ。もうコーラ最高。

2018年8月8日水曜日

ていねいフォローはどこまでいくのか やめどきの決断力

ひとり暮らしのマンションに宅配ボックスがありまして、たいへん助かっております。基本、日中いないし、いる時間も不定期だし、出張で数日帰ってこないこともありますから、これがないと通販は使えません。宅配ボックス依存度はかなり高いです。

宅配便が届いているときは、ポストに不在票が入っています。それを見て、宅配ボックスを開けて、中身を取り出して、部屋に帰る。以上。とても楽ちんです。宅配ボックスバンザイ。

基本宅配ボックスというのは、手間の少ないよくできた仕組みだと思うのです。しかし、日本郵便さんだけは電話をくれるのです。郵便局です。本日宅配ボックス○番にお荷物を入れましたのでよろしくおねがいします、って。

丁寧なのはわかるのですが、これはやりすぎじゃないかと。日本郵便さんは何かと丁寧でやりすぎ感がすごい。しかも、めっちゃ人海戦術的に丁寧。このお電話作業も、結構な数の電話をかけているでしょう。でも、これ必要なのか。これやったら相手に思いやりが届くとか、日本郵便愛が生まれるとか、そんな少女マンガみたいな出会いは生まれないと思う。それとも、おい宅配ボックスに届けやがって!って怒る人がいるのですか。一定数、怒りのポイントが特徴的な人はいますが、それだとしても、このていねいフォローを全部に広げるのは非効率この上ないです。

おもてなし系サービスは大事です。ちょっとだけ丁寧に、あなたのことを思っていますよを伝える手段です。それらが段々とエスカレートするには2つの理由があります。
一つは、やめどきの決断ができないから。始めた理由が共有されていないと、やめどきも決められない。
もう一つは、相手がキチンと見えていないから。もてなす相手が見えていたら、ごまつぶ一個分くらいの丁寧さの加減がわかるから、それで丁寧な気持ちが伝わったことがみえれば、それで良しと決められる。そこで行動を決められる。

ていねいフォローをはじめるときは、なぜやっているのか言語化しておく。時々再評価する。必要なら続ける。続ける仕組みにして、負担の少ない方法を探す。そして、顧客側も意識を変えないと、働き方改革はすすまないです。やりすぎていねいフォローで現場が疲弊していませんか。


日本郵便には優秀なBotのぽすくまがいるから、ぽすくまに連絡させたらいいですよ。