2018年3月1日木曜日

函館で悪天候による交通混乱に巻き込まれて、危機管理と判断を考えた 

昨夜から函館は天気が崩れ始め、今日は多くの電車・バス・飛行機が欠航しました。
ちょうど函館にいたので時系列で追いながら、危機管理について考えた雑感を書きます。


昨日、函館に入った時はいいお天気でした。
2月28日の午後はおだやか。

夜は冷えるけど、まだ穏やか。

3月1日、朝起きたら、嵐。
午前中には強風を伴う雪は打ち付ける雨に変わり、強風で自動ドアも閉まらないくらいの悪天候です。

どのくらい凄いかについて、以下NHKニュースより引用。
気象台によりますと、今回の低気圧は、平成25年3月に道内で9人が死亡する被害が出た暴風雪の時と同じ規模に発達する可能性があり、人命に関わる暴風雪や大雪となるおそれがあります。”
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180301/5574021.html

この悪天候に備え、JRは昨夜の段階で特急は運休。長距離バスも運休。
飛行機は、日本航空の欠航が目立ちました。全日空は欠航が少ない。
1日明けて、日本航空はほとんど欠航。全日空は道内便は欠航ですが本州行は飛んでいました。

さて。
今回は結果として全日空が正解でした。飛べた。
函館空港では、日本航空は飛ばなくて混乱していました。

函館空港、大荒れ。

雪や風など、天候不良の際に交通インフラを止めるか否か、どっちが正解なのかはわからない。天候予測は確率論で、結果としてどの程度の嵐が来るのかわからない。
命の安全が大事。でも、飛ばさないと大損失。判断が遅いと損害は大きくなる。
この判断、かなりプレッシャーがかかるだろう。

雪の函館空港で少しの遅延の間ニュースを見ながら、危機管理はどこまでAI化されるのかを考えていました。情報精査と判断基準はできるけれど、それを判断するのはもう暫くの間ヒトのお仕事でしょう。危機管理と判断のお仕事の皆さま、いつも安全運行ありがとうございます。

日本のインフラの信頼度は普段の安全運行の証。感謝感謝。