2018年12月30日日曜日

結婚指輪を売って寄付したよ 

昔、結婚していたことがあります。その結婚指輪を先日売って、応援しているNPOさんに無記名寄付をしました。

やってみて、これは3組に1組が離婚する現代における資金源なんじゃないか!と思ったので、書いておきます。

ここ3年ほど、結婚指輪をどうしようかなぁと悩んでいました。売るのか、捨てるのか、どうしたらいいのか。処理に困る。

まさかこれを屋根の上に投げたら下の歯が生えてくるわけでもなし、捨てたらただのゴミだし、売ったらそのお金で自分のものは買いたくない(なんとなくそのものとか体験が残るのは嫌だ)。

結論、勢いで貴金属買取のお店で買っていただき、そのもらった現金をそのまま現金書留に入れて送りました。本来、お札に名前はついていないし、色もついていないのですが、そのお札はなんとなく名前と色がついている気がしたのです。でも、関係ない人の手に渡れば、また色も名前もついていないお金に戻る。メモリークレンジング。

もちろん、寄付先がわからないとか、決められないとか、そういうこともありますよね。
そんな時は、よい場所づくりに使っちゃってもいいですよね。


楽しいカフェでテーマをもってピッチやインプットの場所。



スペシャルゲストに本当は単価の高い人を呼ぶ。
(博報堂の船木さん、ありがとうございました!)




うちとけて、心を開いて、会社も立場も言語感も年齢層も違う人達と話す場所。


現在、3組に1組が離婚するなら、不要となった結婚指輪はたくさんあるはず。これ、スパッと売っちゃって、その資金の使いみちの一つに寄付もあり。

お金の使い方は無限大。自分の楽しみのものを買うのもよし。みんなに還元するのもよし。結婚指輪を売ってみて、ちょっとしたお金だけどその使い方をとても考えました。お金やモノに色と名前がついているのは、それに愛着がある人だけ。それ以外のところに昇華させればいい。


弟がするどい件 

私の言論的パワハラと言論的DVを心配する弟からのメッセージがするどい。



訴訟まで見越してパワハラ保険の情報を盛り込んでくるなんて、さすが弟。付き合いが長いだけある。

2018年12月27日木曜日

伊勢神宮でポットが前触れ無く壊れた件

スピリチュアルはあまり興味ないのですが、マグのストッパーがいきなり壊れていました。

あれ、ヒビが入っている、と思ったら、次の瞬間ぱちーんと飛びました。
え、私触ってないですよ!!!

5年選手くらいのサーモマグ。ストッパーが割れました。

内宮の鳥居。ここらへんでぱちーんと飛びました。
うむ、意味を感じざるを得ない。日本人だから。

出張荷物マストアイテム 室内もこもこ靴下

ホテル泊のとき、絶対持っていくものリスト。

・着替え
・アメニティ
・メーク道具(時々忘れる)
・眼鏡とコンタクト
・処方薬
・もこもこ靴下

ホテルで足元がなんとなく寒いし、スリッパよりも快適。

現在愛用中はこちら。かかとがパンダ。
一度寝ぼけてブーツの中が一日、これだったことがあります。
バレなきゃだいたいオッケー。

2018年12月20日木曜日

道を聞かれたり、声をかけられたりする体質

出張先で全く土地勘がなくて、グーグルマップを頼りにキョロキョロしているのに、道を聞かれる体質です。もう、自慢話にするくらい聞かれます。

下心は全く発生していないタイプの方から真剣に聞かれる、つまりご飯食べに行こうとか華やかな声掛けはない。いつも真剣に答えますが、梅田はダメ。わからないから。

国内はもとより、上海でも、青島でも、シンガポールでも聞かれたことがあります。この乗換はどっちだ、とか。どう見ても旅人の私になぜ聞くのか。

中国上海で、地球の歩き方を持った日本人に、片言中国語で話しかけられたこともあります。さすがに中国人のフリはできなくて、日本人ですよーって笑ってお答えしましたが、なんと気まずかったことよ。

今朝も、今から北海道の娘さんのところまで飛行機で行くおばあちゃん(推定80歳近く)に道を聞かれ、方向が一緒だったので話を聞きながら一緒にバスに乗り、駅のキオスクでお茶を買ってもらいました。おばあちゃん、お気をつけて。

良いも悪いもないけれど、話しかけられやすいならいいかな。いい朝です。


黙って仕事していると、ものすごく恐いらしいので気をつけます。
こういうところで仕事している時は、誰も話しかけてこない。

2018年12月19日水曜日

大阪梅田で迷子 10年たっても全く覚えない

梅田はグーグル先生のアドバイス通りに行っても迷子になる。
大阪駅、梅田駅エリア。10年通っても毎度迷子。同じ道を通れない。

大阪駅から現場会場のルート、グールルマップがあるのになぜか迷子。
どこ通ってきたんだよ!と毎度依頼主にびっくりされる。

美味しい匂いがするけれど、誘われている場合じゃない。
とにかく会場入りしないと、と一心不乱で歩くのです。毎回迷子で、毎回新しい道で、旅行みたいで楽しいですよ、負け惜しみですけどね。


ぴちょんくんを見ると大阪って感じ。


2018年12月17日月曜日

商業的クリスマスばんざい

最近、季節感を商業ベースでしか感じられない。
さむい、あつい、ちょうどいい、それ以外はカレンダーをみてびっくりする毎日。

商業的クリスマスのおかげで、ああクリスマスで年末で年始で2019年がやってくるぞ、とわかります。ありがとう商業的クリスマス。



出先のコーヒーカップはいつも楽しませてくれます。マイカップは時々現場においてきちゃうから、出張続きシーズンには持っていけない。2018年は3本紛失しました。

2018年12月15日土曜日

チームビルディングは、目的の建て方と人同士の名前のある関係性だね。大統領の料理人より。

大統領の料理人を見て、あーって思ったのでメモ。ネタバレるので、映画を見る予定の人は、読まないで。

大統領の料理人』(だいとうりょうのりょうりにん、Les Saveurs du palais)は、2012年フランス伝記映画。 フランス大統領官邸(エリゼ宮殿)史上初の女性料理人として1980年代に2年間、フランソワ・ミッテラン仏大統領(当時)に仕えたダニエル・デルプシュフランス語版をモデルとしている[3]第38回セザール賞で主演のカトリーヌ・フロが主演女優賞にノミネートされた(受賞はならず)。” ウィキペディアより引用

大統領のお住まいエリゼ宮殿の主厨房が作る料理は、ゴージャスだが顔の見えない料理。美味しいけど名無しの権兵衛。料理は、歴史、地域、個人の食育環境など文化が作り出すものなのに、誰が作っても同じ物が出てくる。

それが嫌になった大統領が、私的な食卓で食べるものを作ってもらう料理人をミシュラン星付きシェフのロブションさんに紹介してもらったら、女性だった。その人がダニエル・デルプシュさん。

主厨房は伏魔殿で、まじプライド高い人達がせめぎ合う。だって評価でないもんね、名無しの権兵衛の料理だと。そこに個性バリバリのダニエルさん登場、ハブられる。

ダニエルさん、黙々と仕事する。最初は得意の家庭料理から。家庭料理といってもとんでもなく凝っているのですが、自分ベース。大統領に最高のランチを、と探求していくうちに、大統領が料理本が好きだったこととか、出身地方とか、大統領の食文化背景を知る。食事がさらに文化に沿ってくる。大統領嬉しい、ダニエルさん嬉しい。

そのうち、主厨房にさらにムカつかれる。デュバリーなんてあだ名を付けられる(ルイ15世の愛人、つまり大統領の愛人と)。まじ恐ろしい。
やられてムカつくけれど、毎日大統領のご飯を作りながら、自分のキッチンチームを丁寧に育てる。

作り方を丁寧に教えて、信じて任せて、一緒に感動して、褒める。誰よりも必死で”大統領に、大統領にとって美味しいものを”を作る努力を続ける。チームは育ち、なれあいではなく、目標達成のためのチーム になる。

うん、ドラッカーだ。
人は仕事を通じて社会に居場所を見つける。そして、チームは自然に育つものではないし、人から始めちゃダメで、なされるべきものを考えて、そのための活動を考える。

チームの活動を、大統領の美味しいと思うおうちごはんを作り出すキッチン仕事、と定義する。それを一緒にやりながら、考えて、支えて、時にはダッシュして濾し布を取りに行き、電話しまくって大統領の好きだという料理本の謎料理を紐解いて、チームと何度も繰り返して、美味しいものを完成させていく。プロセスを通じて、チームも育つ。

チームビルディングのワークショップとか、チームビルディング講座や、モチベーション上げる講師を呼んで話してもらうとか、やったつもりの投げ込みと次元が違う。現実と現場感のリアリティ。

もちろん映画としてもステキです。フランスっぽいちょっと暗いところも、料理の無駄の多さも、トリュフとフォアグラとバターと赤ワインの絵の美しさも、見どころです。何度見てもうむーって思うこの映画。歴史を言葉遊びもからめて教養で遊んだり、なんかかっこいいなぁフランス人。






2018年12月12日水曜日

静岡市で餃子の王将チキンの会 地方の起業塾、卒業後はどう育つのか社会実験中

静岡市の人材育成塾に関わって5年経ち、面白い事業をそだてている卒業生がちらほら出ています。本気でやれば、結構なんとかなるの典型事例。現場力を高めて、ビジネス化して、次々挑みます。業とする場合は、きちんと収益化。だって生活もかかっていますから。活動で取り組む人も、その現場クオリティは当然お金をもらうレベル。個人に入らないだけ。

塾が終わってよかったね、で終わらない。
大事なことは、育っていくこと。そのための体制が必要。でもないなら、作ってみたほうがいいよね。ということで気軽に王将に集まって2時間くらい、ビールとチキンと餃子をたらふく食べながら本気トークです。

やってみるとわかりますが、こういうものはお上の仕組みありきではないのです。
やりたい人が、やりたいなって思って、適当に集まって真剣に話すことが肝心。その土壌と、先行事例があれば、このコミュニティはどこでも自然発生するはず、という前向きな仮説に基づいた社会実験です。


地域課題解決を自分の生業として組織運営するメンバーと、餃子の王将で年2回くらい真剣なミーティングをしています。今回は静岡県の林業担当職員が立ち上げた、地域の森林を守るプロジェクト集中談義。参加者は10名。王将で資料を配って、PCで資料共有して、チキンを食べる会議。



王将のクリスマス色だ!と喜ぶメンバー。
チキンを、と言っても、唐揚げですね、と返される。懲りずにチキンと言い張る。

起業家は孤独。
歪まず、こまらず、相談しやすい体性感覚を維持するために、前向きなコミュニティは有効です。それもないなら、作ればいいかと。

2018年12月11日火曜日

それはあなたの仕事じゃないよね、って言うけど。ヒト・モノ・カネの全部がないの。だから、マルチタスクでなんでもやる方法と気合根性。いいこともあるよ。

経営だけ考えろ、現場だけ考えろ、経営の最大効率を考えろ。
これは正しい。

直接売上が上がらなくて、手間仕事で、ものすごく悩んだり時間がかかるなら、外注するのもありですよね。例えば会計業務。

最初は自分でやっていていました。(この時代の武勇伝と、税務署職員だったおじにめっちゃ怒られた話はセミナーで話しております通り。脱税はしていない。)

その後はいろいろあって、今は会計アプリfreeeに入力して、税理士さんのチェックの合わせ技。

今でこそ、会計外注したらその分別の売上が立てられるようになったから、安心してお願いできる。でもね、最初は無理だわ。

最初にまとめてキャッシュがあって、それがなくなるまでに事業化できるように頑張る、というタイプなら自分の能力を全部経営に突っ込めたかもしれませんが、私はリーンスタートアップ(小さな創業、もっというと、お金がないので超節約型)

はっきりと顧客価値かわからない状況で仕事を作るのに、いつ売上が立つかなんてわかりません。はい、私には無理でしたよ。
だから、毎月の固定費を払えるだけの売上を確保して、ちょっと大きくして、また確保して、の繰り返し。これって等身大の創業ストーリーの一つです。

あのね、みんな教科書みたいに行かないから。市場にはおばけと魔法使いが住んでいて、おばけは突然あらわれるし、魔法使いが外部環境をガラッと変えるし。お客様に喜んでもらってお金もらうのも大変だし。

あなたの仕事じゃないから、外注しよう!とか
忙しいなら家事代行しよう!とか
そういうのって安定したら言えることですよ。
まずは足元の経営をね、日々のキャッシュフローをね、作る支援をしてくださいよ。

あなたの仕事じゃないよね、という前に、そのタスク業務を簡素化するウルトラQや、アイデアの変換や、手抜きのバランスとか、日々の家事の手抜きくらいのイメージで具体的に出す。そうしないと、スタートアップの現場はヒト・モノ・カネ、全部ないの。今もないけど、当時はもっとなくて、スタッフがアスクルの紙袋をこっちが2円安いよー!とか目をキラキラさせて教えてくれるわけです。ほんとだ!って喜ぶ社内。
じゃ、それは不幸なのかとういうと、それはそれで楽しいのです。


社長の机は天板が浮いているし、椅子は一番古くて薄い。時々他の事務椅子に座るとふかふかしていて驚く。ヒト・モノ・カネがなくても、無いのは数であって質ではない。

2018年12月10日月曜日

メガネを探すためのメガネ 当事者ニーズは本人に聞いてください。

メガネが無いとメガネすら探せないので、メガネを探すためのメガネがあります。メガネ無くてもなんとか大丈夫な人には理解不能かもしれませんが、メガネすら探せないのです。

私は、ギリギリまで起きていて寝る、という習慣があるので、どこでメガネを外したのかわからないのです。狭い部屋の中でメガネ行方不明を繰り返し、定位置に古い眼鏡をスタンバイさせる、というナイスアイデアにいきつきました。

ばかばかしいけど、当事者ニーズと現実的解法。



上が普通メガネ。下がメガネを探すためのメガネ。

メガネにGPSつけるとか、iPhone押したらピコピコ光るとか、オッケーグーグルとか、そんなことは要らない。メガネをそこにおいておくだけ。

すぐにテクノロジー化しようとするなよ、そのアイデア。