2018年11月30日金曜日

スタートアップの時にもうちょっと知っておいたら良かったな 社会企業で大事なこと6つ。

何もわからずに会社をはじめて早15年。
いろいろありましたが、なんとかやっています。

ピアは、がん患者さんが脱毛を体験するならば、本人の毎日が暮らしやすく続くようにサポートしたい、と思って始めた会社です。ウィッグを作りますが、大事なことは「あ、これで私は明日からも普通に暮らせる」という安心感を作ること。

やってきて思うことは、とにかくお客さまに買ってもらえるサービスを作ること。お役に立つこと。チームメンバーに毎月お給料を払って、生活を支えること。

そのために、6つほど大事にしていることがあります。
これ、スタートアップの時に知っていたら、もうちょっと近道できたかもしれません。

お客さまと対話する、お客さまとの接点の作り方、課題の設定、シンプルな事業づくり、ポジショニング、お金をもらう。

本日は岐阜県関市のソーシャルビジネスプレゼン大会へ参加予定のみなさんと、事業の考え方セミナーでした。
ちゃんと、お金をもらうって大変だよね。ついつい「いいですよ」って言っちゃう。でも、それは、絶対ダメ〜。

2018年11月28日水曜日

病院売店でクリスマスケーキの予約を沢山獲得する方法

クリスマスケーキは機会商材。季節限定で短期間にイベントに乗って販売する商材。
毎年、ポスターや販促グッヅが用意されて、メーカーさんの意気込みを感じます。


うちの会社、病院売店も運営しており、そこでクリスマスケーキを販売しております。


えー、病院の売店でケーキなんて売れるのか、と言われますが
そこそこ売れます。
沢山予約獲得のために、アナウンスとデリバリーを強化。

1)病院スタッフ
勤務帰りに持ち帰る。

2)関連施設
周辺の高齢者施設など。スタッフさんがまとめて20個くらい買ってくれる。
まとめて売店→施設へお届け。帰りに持ち帰る。

3)関係のあるお仕事の人
まとめて注文して、帰りに持ち帰る。
数がいくつかまとまれば、かつ、近ければ、お届けも。


まちのケーキ屋さんとの差別化は、利便性とつながり。「花まるさんで買ってあげよう」と思ってくれる、皆様のおかげです。ありがとうございます。

正直売店って全然利益上がらなくて、なのに院内インフラなので医療雑貨なども置かねばならず、大変です。スタッフも、楽しさを見出しにくい。

そんな中で、機会商材のケーキは、楽しい・売上・いろいろ考える、でとてもありがたいのです。

ヤマザキのケーキは、ピンからキリまであるのですが(味が)、味もそこそこ、便利、つながり、で毎年皆さまに買っていただけてありがたや。



もちろん、当店ではピン(味が)をちゃんとご紹介しております。
生クリームがちゃんと美味しい生ケーキシリーズがおすすめです。



今年の予約特典。
ケーキがまるっと入る保冷バッグ、これが毎年人気。
しっかりした作りで、お買い物に活躍するよ。



相談して、ほったらかしはダメだよ。

やらないのを決めるのも、リーダーの大事な役割。

気づいたこと、アドバイス受けたことを実行するのも大事ですが、やらないという決断をするもの、リーダーの大事な役割。

特にスタートアップベンチャーには、ヒト・モノ・カネのすべてが足りない、貴重な資源。それをどこにつぎ込むのか、決めるのも大事。
やらない、は重要な決断。

悩んで、誰かに相談したら、その結果はお伝えすべきです。
相談は、その人の時間を奪っているよ。



いろいろ悩ましい事業開発会議でした。

2018年11月27日火曜日

鍵を忘れて事務所に入れず

夜、残った仕事を会社でやろうと思ってチャリで事務所に行ったら、鍵を忘れて入れませんでした。そういう日もありますよ。


裏口、施錠バッチリ。さすが。

2018年11月22日木曜日

困りごとを解決する事業を考える時は、なぜ困っているのか、をシンプルに理由付けするといいですよ。

足(脚)の機能を考える現場で、いろいろ考えたのですが、脚ってそもそも同じくらいの長さで同じくらいの機能があるものが2本あると便利に使える道具なのですね

脚が長さ/機能が不揃いだから、使いにくい。
それが不便の原因だ。

その理由は様々で、切断したり、もともと長さが違ったり。
関節が悪くなったり、筋肉が足りなくなったり。
という感じで、いまの状態をシンプルに捉えると、状態改善をすればいいのか、とわかる。それから、さて、何を技術で事業化しましょうかね、そのお金の流れってどうしましょうかね、になる。


脚の機能といえば、一番身近なのは、義足を使っているアスリートの佐藤圭太さん。
TEDxHamamatsu2016スピーカーの一人です。
メダルがカッコいい。成果を出す人は美しい。




2016スピーカーの控室裏側。相変わらずご活躍のTEDxHamamatsu2016同期メンバーです。


2018年11月20日火曜日

適当な情報に惑わされる 味噌煮込みフォンデュじゃなくて味噌フォンデュじゃないですか。

味噌煮込みフォンデュがある、味噌煮込みうどんの汁にパンを浸して食べる、と名古屋人に聞きました。その情報がひょっとしたら間違っていたのか、の話。いろいろ考えて楽しかったから、まあいいのですが。

味噌煮込みフォンデュか。んー、それに食指が動かないのは、自分の味覚が保守的になってきているということなのか、と反省しながら「味噌煮込みフォンデュ」を検索。



あれ、なんとなく違う。
味噌フォンデュ風、が出てきた。



赤だしのコクを活かしたディップの話になってきた



候補キーワードにひとつも「味噌煮込みフォンデュ レシピ」が出てこない。


そもそも、この情報適当にまちがっていたのかもね。
味噌煮込みうどんの汁で味噌煮込みフォンデュって、まだないものなのかもね。


味噌煮込みうどんの汁をパンに浸すって、フランス人が固くなったバゲットをカフェオレにひたして食べるイメージだろうか、とか、薄めのミネストローネ(トマトスープ)にクラッカーを入れてランチ済ますアメリカのイメージか、味噌煮込みうどんの汁はなんとなくオニグラスープに近いから、バゲットとチーズのせたら美味しいかも、など前向きに真剣に考えたのに。

まだないものを作る仕事ですが、このブームは作り出せる気がしない。







2018年11月19日月曜日

スタートアップを支援する人たちは、日銭と食い扶持のことも考えてよ。

事業をゼロから作ると、商品サービスが売れるようになるまで収入ゼロなのに経費がかかる、という期間を体験します。それは、もう、恐ろしい時期でして。

私も創業者ですが、20代でバイトしていて学生で、とにかく大変だけど気持ちの拠り所と現実的に学校と実習先があったのが救いで、へこたれずに邁進できていたような気がする、しかし忙しすぎていろいろ覚えてない。

現実感がある社会との繋がりもあって、お金もバイト代がありなんとかなっていたし。自分のやっていること(商品サービス)に自信を失うこともなかった。だって、毎日患者さんはそこに居て、大変リアリティのある毎日だったから。とはいえ、売れないというのは、本当に恐ろしいことなのだ。

売上が上がらない。これは、お客さま候補の皆さんにスルーされているということ。即ち自分の作っている商品サービスが誰の目にも留まらず、そのまま流されて、届かなくて、役に立たないということ。そして、売上もたたない。

恐ろしい!

時給900円は、何をしたら900円かルールが有る。
そこに1時間いて、指定のシゴトをしたら900円。
しかし、創業者にはその「指定のシゴト」がない。何が900円なのか、その設定がない。
無いところから900円の価値を作る。めっちゃ恐ろしい。何が900円かわからない。でも、絶対これは役に立つはずと信じている。しかし、その900円の価値をわかってくれる人がどこにいるかもわからない。

論理的には、顧客分析してー、マーケしてー、予測たててー、販路営業してー、投資してー、とか、いろいろあるけど、そんなもんじゃない。とにかくそもそも、これが価値があるのか全くわからない。人に聞いても、そもそも世の中にそれがないから、的外れな回答がやってくる。そして、それが的外れかどうかすらわからない。それがリアル。

スタートアップ支援の支援側に回って10年くらい経ちますが、ここがわかっていない社会的立場のある偉い人が多くてびっくりです。いやー、僕にはわからないんだけど、と言いながら、すでに成立している企業の新規事業開発をする気持ちで話してくる。

いや、それは、100歩譲って許そう。
だってそっちの世界のプロだもんね、こっち(小さな創業)のプロじゃないもんね。

だけど、想像力持ちなさいよ。
あなた達が思いつきのように言う魔法ワード「ブランディング」「マーケティング」「伝える」ってさ、具体的に何をしたら、どのくらいの期間で、いくらくらい売上られるのか。それで、この人はご飯を食べられるようになるのか。

まずね、日銭でご飯を食べられるようになるのが第一段階。
なに売ったっていいですよ。松下幸之助が2口ソケットを売りまくって資金調達したのも、ブラザー工業の安井兄弟が水流の麦わら編み機を作ったのも、それでご飯を食べられる様になったわけですよ。そこから、ですよ。

日銭を稼げるってことは、商品が良くて、お客さまが見えていて、その人に売れるってこと。商品サービスが何なのか、どのポイントで他より優れるのか、それを誰が買ってくれて、自分たちは提供して、その人をハッピーにできるのか。これがわかること。

それもないのに、魔法ワード「ブランディング」「マーケティング」「伝える」を使ってきもちよくなっている人がいて、時々現場で熱弁ふるっていて、時々本気で悲しくなる。まず、マックでバイトしてこい、と。





ノザキのコンビーフくらい、商品がはっきりして値段もちゃんとついていたら、売り方は考えやすいですよ。

でもねーほとんどの起業家さんは、自分の商品を何にしたら、どのくらいの完成度にしたら、お客さまの欲しいを満たして、使って幸せになってもらえるのか、頃合いすらわからない。

 ノザキのコンビーフのTwitterは美味しさを伝えるだけでいいの。
こうなったら、もう商品は独り立ちしているの。ベンチャーはその手前を作っているの。
(つまり、価格と価値が未確定)

んで、売上が不安定なの。
(つまり、ユーザー層に届いていない)

支援チームにいる企業OBOGの方、起業家さんがちゃんとご飯を食べられるようにしてください。お願い。


はっきりしたら、このくらい楽しく遊び要素満点のPRも売上に貢献。

2018年11月12日月曜日

やってみました 抗がん剤で変色した爪色をカバーして、お湯でも落とせるマニキュア「胡粉ネイル」


お湯でも剥がせる日本のネイルをピア店頭で販売することにしました。

抗がん剤副作用で爪の色が変色することがあります。その時はマニキュア使いたいけど、除光液の刺激が心配でちょっと心配。ならば、こんなものはどうでしょう。




初回はこんな色揃え。
爪変色をカバーするために色を重ねるので、真っ白もご用意。



珊瑚(さんご)でチャレンジします。



刷毛も塗りやすい太さ。2−3回毛先をしごいて、片面にぽってりカラーが乗るくらいの量にします。テクスチャは柔らかめです。



2−3分で乾きます。手をフラフラさせすぎると色が偏りそうです。
水がベースなので、水分が飛ぶと乾きます。
爪をカリカリしても十分な強さ。



早速、剥がすチャレンジ。
お湯につけます。たぶん40度位、熱めのお風呂くらいのお湯をボウルに入れて、指を浸して2分ほど待ちました。



おお、爪で擦ると剥がれます。
被膜が剥がれる感じです。



きれいに取れました。



ボウルの底に溜まっているのは取れたカス。


やってみてわかったこと
1)一度にたくさん塗りすぎない
厚さのムラになります。濃く出したい場合は重ね塗りするといい。

2)お湯でもオフできる
お湯につけて、2分位待って、爪でこすれば取れる

3)お湯から出すと、また固まる
お湯から出してしばらくするとまた固まってしまうので、お湯の中で取るのがいい。

4)より簡単にきれいに取るなら、専用除光液を使う
アルコールベースの専用除光液があるので、それがおすすめ。
一般の除光液(アセトンなど)は使えません。


ピア店頭で販売しています。実物を見て、試しに来てください。
お値段は一本1,300円です。
電話・メールでの問い合わせもお待ちしております。お気軽にどうぞ。



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