2018年5月28日月曜日

空気感を作るもの 地域と理美容室の新しい関わり方を考える

PEERの取引先店舗の共通事項は、とにかくお客さまとの距離感と店舗の空気感が心地よいこと。ドアを開けた瞬間に、そういうお店はそんな空気が流れています。忙しい日も、そうでない日も、人から、壁から、物の配置から、心地よい空気が流れ出ている感じです。

そうじゃなかったら、髪が抜けるとか病気になる話をできないから、うちの取引先にはならないのですが。

こういう店舗の共通項は、すごく新しくてピカピカでキレイ、とか、スタイリッシュとか、ナチュラルテイストで落ち着く、とか、そういうデザインの話ではありません。そこの人が、その場所でいいことをしていて、みんながなんとなく心地よくて、そのみんなが持っている心の方向性とか考え方が不思議に心地よい空気感を生んでいます。

納品先がご近所で、時間が許せば、直接商品を納品しにいきます。
営業時間内にサラッとお店にお邪魔して、空気を感じて、店長と話して、このお店とお客さまに、どんな方法が一番使い勝手の良い提案になるのか。それを考えます。



このお店は地域に密着。アイパーかけてる横でギャルいお姉さんがカラーしてて、そのとなりでプレミアムなヘッドスパ。カオスなのに全く自然。そしてここに脱毛症の患者さんが通い、気持ちを楽にするには俺ら何できるかな、ってサイケな店長が真面目に考える。


同じ商品やサービスでも、相手とのマッチングは、接点に少しだけ触媒のようなものが必要です。いいことしているから、とか、いい商品だから、だけではないのです。現場の理美容室さんと一緒になって、地域の脱毛を体験する人が困らないようにどうしたらいいのかな、を、できるだけ単純に使い勝手良く提供すること。言うと簡単ですし、頭で考えて仕組みを作るのもそんなに難しそうではない。しかし、これが、難しい。

取引先との関係性の作り方は、現場の空気の中に絶対答えがあるのです。
だって、ちゃんと一緒の空気感を嗅いでいる店舗さんとは、ずーっと信頼関係をもって定期的に仕事が出来ています。それは、なによりの証明でしょう。現実は嘘をつかないです。

頭だけで考える経営戦略論は限界があるし、現場は生き物。それは現場を見たらわかると思いますよ。空気感をつくるものは感覚的なものなので、何がどうとはうまく言語化できませんが、そこには何かがありますよ。アンテナに引っかかる何か。だから、人に会う、話す、違いを知る、共通項をみつける、そして方向性をつけていく作業を大切に。

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ピアの美容室では、現場見学を受け付けています。
興味本位はお断りですが、どんな空気感なのか?をちょっと覗きに来ていただくのは歓迎です。このBlogのお問い合わせフォームからご連絡ください。

※お客さま優先のため、日程調整にご協力をお願いします。
※説明付きの視察は視察費をいただいております。

専門美容室ピア
静岡県浜松市浜北区染地台1−43−41