2018年5月25日金曜日

もぐもぐタイム ものづくりはものを作っているふりをして人のコミュニティを作るのだ

材料を用意して、作業をして、一定条件が整うと何かが完成する。ものづくりはそんな感じです。人間が作っても、機械がつくっても、基本は同じ。材料→加工→完成、完成品は価値あるものとして市場に流通します。

ものづくりは、製品というアウトプット(でてくるもの、完成品だったり、部品だったり、建造物だったり)を作っていると考えられがちですが、見方を変えるとそのプロセスで関わる人達のコミュニティも作っています。
会社にいって、同じ方向を向いて一緒に仕事をする。

毎日アウトプットが同じで、同じものを作って、おなじルートで発注が来て、納品して。それをずっと外部環境(つまり業界以外を含めた外の世界)を知らずにやっていたら、気づいたら、外に適応できなくなっているかもしれない。恐竜みたいに、気づいたら外がかわってごはんがない!みたいな。

毎日の現実的な現場の仕事は、いつか機械化されるかもしれませんよね。同じアウトプットを続けるなら、かなりのものは機械化できる。そうすると、エラーは減るし、機械は24時間働けるから稼働率が上がるし、福利厚生も人材育成もいらない。同じアウトプットを続けるなら、それでいい。

でも、人間はそうではなくて、コミュニケーションを通じて経験を深めたり、アンテナを立てたり、気付ける。仕事の結果、10年後、機械は24時間365日稼働してもプログラム以上には成長しないけど(ディープラーニングする機械は学ぶけど)、人間は成長しているし、今見えない未来を作っているかもしれない。

それは1人では作れなくて、気づくことも、実現していくことも、チームプレイ。コミュニティ。コミュニケーションを丁寧にとっていくことから逃げてはいけない。コミュニケーションは面と向かって面接をするよりも、リラックスして安定感のある対話ができるような空気感がほしい。ああ、コレってもぐもぐタイムだな。

昨日のイベント「糸」の気づきでした。


糸、40人近い参加者を迎え、1回目大盛況でした。

2回目は来月第4木曜日の18時〜です。
製造業の中の人と一緒に気づきの種を見つけるイベント「糸」のことは、こちらから
http://makotosato.blogspot.jp/2018/05/524.html