2018年4月5日木曜日

ルールは人が作るもの 土俵に性別女性があがってもよい特例や運用についての妄想

相撲巡業の土俵上で市長が倒れ、観客の女性がさっと土俵にあがり救命措置をしたら「女性は土俵から降りてください」とアナウンスされちゃったり、その後塩をまいたり(お清め)、角界のルール通りに対応したら現代感覚に合っていなくて議論になっています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180404-00000096-asahi-soci

ヤフーニュースに投稿される皆さんのコメントをざっと読んでまとめるとこんな感じでした。
・土俵上にいた男性たちは手が出せず見守っていただけ(現実)
・教科書レベルの救命救急と引き継ぎ(現実)
・緊急対応したのに、むしろ感謝を示すべき(感情)
・ルール尊守よりも人命救助が第一ではないか(ルール運用)
・土俵ルール時代遅れ(文化継承)
・女性知事の登壇と緊急事態を比べるべきではない(報道姿勢)

なるほど。

その場の対応としては、救命できる人がちゃんと手を出したわけです。何も間違っていない。しかし、その場所独自のルールで女性が上がってはいけない場所だった。そのルールを守って女性は降りてくださいとアナウンスされた。まじかよ、とニュースになっちゃった。

私たちは日常的に色んな場面に遭遇しています。
それが自分たちの中での常識にそっているから何気なく過ごせる、問題にならない。

日本では、車が左側を走っていて、服をちゃんと着ていて、スーパーでかごに商品を入れてレジに行く。

アメリカでは車は右側走行だし、中国は暑い時期にいくと老いも若きも男子はTシャツまくりあげてお腹を出して歩いている人がいるし、スーパーで未精算の商品を食べながら歩いてレジで空き袋を渡して清算する。それでも問題なし。常識ルールだから違和感なし。ルールなんてそんなもの。ルールと常識を決めちゃえばいい。

角界ルールもこれを機にちょっと特例をつくったら解決するんじゃないかな。
たとえば、バッチでもつくって伊勢神宮で拝んでもらって、それをつけたら女性もトランスジェンダーも土俵OKにしたらいいじゃないですかね。特別な事情があれば男性以外もそれをつけたらOK。

ルールは壊さなくても、運用か特例条件を作ればなんとかなりそう。通常は男性のみ、時々女子もトランスジェンダーもOK。ゆるくするのはテキトウにすることではなくて、新しいルールをきちんと決めることです。がんばれ角界。