2017年3月5日日曜日

春の思い出 タスクに追われて夜桜を見て絶望していた話

創業してからの10年間くらいは、仕事が上手にまわせなくて超絶ブラック勤務でした。現場のしごともしていましたから、物理的に時間が足りなかった。

みんなが帰ってから資料作って、調べ物をして、気づいたら0時位。最後に何かを食べたのはお昼くらい。朝薄暗いうちに会社に来て、外に出ることは真っ暗。今日はどんな天気だったんだろうなと思いつつ、コンビニに寄って夜食のサンドイッチを買って帰るのです。

帰り道にとてもきれいな大きな桜の木があり、毎年その夜桜を見ては今年も春だなぁと思っていました。永遠にこの超絶ブラックが続くのかと思っていました。仕事があることはものすごく幸せですが、ちょっと休みたいなとおもいつつも休むタイミングが分からない。今思うとかなり追い込まれていて、帰り道、車を運転しながら夜桜を見て自分の明日の仕事の山を考えて絶望する。でも寒いから帰ろうと思って帰る。今思うと超絶ブラックから抜け出せない人の特徴そのものでした。

でも、数年たち、様々な人に助けられて、超絶ブラックは卒業しました。
あれはなんだったんだろう。
あのときになぜやめなかったんだろう、と時々考えます。
やめるって選択肢がなかったので、辞めたいとも辞めたくないとも思わないのです。ただ、終わらないタスクの山に足元から挑む日々。ちょっとクレイジーでしたね。

若者の皆さん、ある程度はモクモクコツコツやることも大事です。
でも、それができるようになったら、タスクをこなしている自分はマシンです。クリエイティブじゃないです。それはそれ、それをやりつつ、次をどうするのか考えましょう。

最終的には、息をしていたらいいんです。そうしたら、またやれます。大丈夫です。

新入社員を見ながら思ったことでした。今日は関西です。