2018年8月8日水曜日

ていねいフォローはどこまでいくのか やめどきの決断力

ひとり暮らしのマンションに宅配ボックスがありまして、たいへん助かっております。基本、日中いないし、いる時間も不定期だし、出張で数日帰ってこないこともありますから、これがないと通販は使えません。宅配ボックス依存度はかなり高いです。

宅配便が届いているときは、ポストに不在票が入っています。それを見て、宅配ボックスを開けて、中身を取り出して、部屋に帰る。以上。とても楽ちんです。宅配ボックスバンザイ。

基本宅配ボックスというのは、手間の少ないよくできた仕組みだと思うのです。しかし、日本郵便さんだけは電話をくれるのです。郵便局です。本日宅配ボックス○番にお荷物を入れましたのでよろしくおねがいします、って。

丁寧なのはわかるのですが、これはやりすぎじゃないかと。日本郵便さんは何かと丁寧でやりすぎ感がすごい。しかも、めっちゃ人海戦術的に丁寧。このお電話作業も、結構な数の電話をかけているでしょう。でも、これ必要なのか。これやったら相手に思いやりが届くとか、日本郵便愛が生まれるとか、そんな少女マンガみたいな出会いは生まれないと思う。それとも、おい宅配ボックスに届けやがって!って怒る人がいるのですか。一定数、怒りのポイントが特徴的な人はいますが、それだとしても、このていねいフォローを全部に広げるのは非効率この上ないです。

おもてなし系サービスは大事です。ちょっとだけ丁寧に、あなたのことを思っていますよを伝える手段です。それらが段々とエスカレートするには2つの理由があります。
一つは、やめどきの決断ができないから。始めた理由が共有されていないと、やめどきも決められない。
もう一つは、相手がキチンと見えていないから。もてなす相手が見えていたら、ごまつぶ一個分くらいの丁寧さの加減がわかるから、それで丁寧な気持ちが伝わったことがみえれば、それで良しと決められる。そこで行動を決められる。

ていねいフォローをはじめるときは、なぜやっているのか言語化しておく。時々再評価する。必要なら続ける。続ける仕組みにして、負担の少ない方法を探す。そして、顧客側も意識を変えないと、働き方改革はすすまないです。やりすぎていねいフォローで現場が疲弊していませんか。


日本郵便には優秀なBotのぽすくまがいるから、ぽすくまに連絡させたらいいですよ。