2016年2月16日火曜日

雇用改善を考えるなら、企業の業務改善をした方がいいんじゃないか。

ピアは30−40代女性メインの会社です。この時期は、仕事以外に子育て・介護・家のこと・学校のこと・地域のことなど役割も多く、仕事に注力できる時間が限られてきます。

というわけで、弊社の就業タイムは10−17時、土曜日完全定休、日曜日は月2回出勤。
30分くらいの残業は月2日くらい。
お給料は普通くらい。
この環境を守るために、一番大事なことは、これで経営が回ることです。

新規採用のためハローワークで相談したところ、沢山の補助金メニューがありました。ほとんどは雇用環境改善目的の補助金で、人を雇うと補助金、教育すると補助金、ルールを作ると補助金。これって、風邪ひきの咳を止める咳止めシロップと同じく、対症療法ですよね。根本の会社の業務自体(風邪)は改善されませんよ。

本質的に、会社の経営がよくないのに、無理に雇用改善という名目で人を押し付けている気がする。

会社が回らなくなるのは、大きく3つの理由。

1:仕事量が多くて回らない
→マンパワー投入か業務改善か、業務量を減らすか

2:経営的に回らない
→利益を増やす、仕事を増やすか、会社を小さくするか

3:前向きな空気がない
→風向きを変えるか、人を変えるか、何か変化の力を加える

この3つが解決されていれば、時短でもいい仕事ができますよ。
そのかわり、それを守るために経営陣はちょっと見えない努力が必要ですが。

社長の特権は、やりたいだけ仕事をたくさんできる。これに尽きます。社員さんにこれをさせるとブラックですが、社長には関係ありません。それでも、見えてくる課題にチャレンジできるのは楽しい。