2018年6月3日日曜日

抗がん剤のロスがなくなったら、MRJを年間15機くらい買えるようです。

現在抗がん剤の廃棄ロスは、年間738億円くらいあるそうです。
これは、抗がん剤治療薬の全体の約1割にあたります。

う、高い、もったいない。
一本1,000円のワイン7,380万本分。毎日1本飲んで、20万2191年分。飲みきれない。
国産ジェット機のMRJでも1台50億円くらいだから、年間15機くらい買えます。



https://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXMZO3130684002062018EA2001&dc=1&ng=DGXMZO31306170S8A600C1EA2000&z=20180602

たしかにもったいないのですが、抗がん剤は体重あたりで使用量が違ったり、封を切ったら使い切らなくてはならないものもあるようです。容器をワンショット(一回分)にするのは難しい。

一回量に合わせやすくするためにボトルのサイズ展開を増やせば在庫ロスが多くなるし、大きいものに統一すると廃棄ロス(いまは、これ)。

抗がん剤が一般的になってきたので、新しい流通方法や使い方を探す時期ですね。IoTの力を借りて、患者さんの体重と接種日を調整し使用量をマッチングしてロスを減らすとか、小さなボトルを効果的に流通させる仕組みとか、何かあたらしいイノベーションが生まれそうな予感です。

だって、ジェット機15機分ですよ。廃棄ロスを防げたら、医療保障費抑制がはかどり、国民皆保険制度が超たすかる。

抗がん剤、1割は廃棄 瓶サイズ限られムダ多くhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO31306170S8A600C1EA2000/
日経新聞電子版2018/06/03