赤いナポリタンとハンバーグ。日本人のオトナはだいたい好きなメニューです。喫茶店のメニュー食べた記憶よりも、ノスタルジーメニューとしてのイメージが強いアレです。これって外国人さんにはどんな食べ物なんでしょうかね。
外国人留学生を含む大学院ゼミ生たちと一緒に食べたので、どう考えているのか聞けばよかった。
焦がしたケチャップと玉ねぎと赤いウインナー。ふわふわのハンバーグにソースとケチャップの混ざったソース。中野駅近くのディープな洋食バーでごちそうになりました。おごってもらっちゃって恐縮しつつ、めっちゃ久しぶりに手作りハンバーグをたべました。
凹んだ階段を登った先にあるのは、昭和な雰囲気。一人で探して来るにはハードルが高くて、連れてきてもらって初めて来られるお店。
今日ご一緒した学生さんたちが10年くらい経って思い出すのは、こういう店でのオトナとの壁打ち会話なんだろうな、とぼーっと思いながら、学生たちの企業と就職活動に対する素直な感じ方をいろいろ聞きました。うむ、そうだよね、と。
彼女彼らは「それでも日本に住みたい。そのためには日本の大学を出て一括採用に乗っかるのが一番可能性がある方法。自分たちは日本の学生より努力をたくさんするしかない。」と状況を冷静に受け止めて、努力をしている。違う文化の中でも、それを柔軟にうけいれながら、素直に頑張る学生たちに、平等にチャンスは与えられる社会でしょうかね。日本人は日本人であるという下駄を履かせてもらって暮らしているのですね。日本語ができるし、文化がわかるし、存在を疑われないし、存在を肯定される。なんとかしようとしてくれる制度があって、助けてくれる場所もある。優しくていい国ですね、日本って。その日本はこれからも皆さんから住みたいと思ってもらえる未来ある国であれるように、オトナも毎日チャレンジをせねば。