スリングを日本に広めたカリスマ社長北極しろくま堂の園田さんとご一緒させていただきました。今日も園田さんは自然体で、ずばっと真理を突く発言を次々と繰り出していました。現在園田さんはその道のスペシャリストとして、研究者としての道も極めている道中。何かに特化して、そのプロになっていく姿に、いつも背筋をのばしてもらってます。
モノをヒト(人類)の幸せにどう活かしていくのか、モノやサービスを活用してヒトを支える、心の柔らかい部分は、その代替が難しいです。特に、病気や子育てなど、困ったり不安になる場面では、その情報を誰から受け取るのか、どうやって受け取るのか、それを決めるのは、この人(個人)を信頼するのかというところに尽きます。とてもアナログで、心情的で、合理性からかなり遠い判断ですが、最後は「この人を信じよう」なのです。
閑話休題
ちらしです。
成功かどうか、それは他人が決めることなのでなんとも言えません。
会社設立10年で生き残り5%なので、10年残ればそこそこ成功、といえるらしいですが、本人にはよくわかりません。
起業ブームで(だいぶ落ち着いてきましたが)、世にはたくさんの情報があります。
失敗しないなんとかセミナーとか、売れるなんとかの作り方とか。ええええ、失敗は早めにした方がいいですよ。小さい失敗をたくさんしていると、そのうち気づくんです。ああ、これならいけるかも、って。小さな針の穴のような、ちょっとした通り道が見えるんです。
もし失敗せずにできる方法が見えているなら、それはすでに作り上げられたモデルではないでしょうか。起業で小さいものを作り出すのは、今見えていないけど、お客さまとの接点があとちょっとで見えそうで、やっぱりもやっとしていてリーチ方法が見えないようなこと、という事業のシーズ(種)を拾い上げ、検証していく地味な作業です。
その小さなことを、最小単位でやってみる。
ちょっとした手仕事を、少しスタイリッシュにする、と園田さんは言っていました。うん、そうそう、ちょっとスタイリッシュに。手作業のハンドメイド感から抜け出して、少しスタイリッシュに。その頃合いは、予算の範囲内で最初はやりたいですね。やっているうちに経験値がたまり、針の穴が見えてきます。
ネクタイのおじさまたちは(偏見に満ちたカテゴライズですけど)、大きめにずばーっとやってみたくなるようです。すでに回っている会社の手法で、ある程度のマーケットサイズを想定して、一度に試してみる。成功率は低め、でもあたったら大きい。パネルでこの話をしたら、会場のネクタイ族の皆様が苦笑していました。でも、あながち間違ってないと思いますよ。
女性の創業は、小さくやってみることが多いそうです。
小さくなっちゃう、とも言えます。スタートアップ時に、お金がない!
あるお金でなんとかやる。楽しくやってみる。趣味でハンドクラフトをやるように、とりあえずやってみる。失敗を繰り返す、そのうち、針の穴を見つける。
針の穴を早く見つけられるようにお手伝いをしているのが、なんとかビズです。
私は、富士市産業支援センターf-Bizでビジネスアドバイザーをしておりますが、そんなつもりでご相談にのっています。
富士市産業支援センターf-Biz http://f-biz.jp/
相談できるところは、意外と身近にありますよ。
スイーツで情報交換もいいですが、専門家に話を聞いてもらうと、もっとズバッと針の穴がみえることが、ありますよ。