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2017年11月3日金曜日

スソビズ1周年記念のイベントでした 針の穴をみつけよう

裾野市中小企業相談事業「スソビズ」の1周年記念イベントでした。



スリングを日本に広めたカリスマ社長北極しろくま堂の園田さんとご一緒させていただきました。今日も園田さんは自然体で、ずばっと真理を突く発言を次々と繰り出していました。現在園田さんはその道のスペシャリストとして、研究者としての道も極めている道中。何かに特化して、そのプロになっていく姿に、いつも背筋をのばしてもらってます。

ものづくりは、いつかAIや産業ロボットにより自動化されていきそうです。
モノをヒト(人類)の幸せにどう活かしていくのか、モノやサービスを活用してヒトを支える、心の柔らかい部分は、その代替が難しいです。特に、病気や子育てなど、困ったり不安になる場面では、その情報を誰から受け取るのか、どうやって受け取るのか、それを決めるのは、この人(個人)を信頼するのかというところに尽きます。とてもアナログで、心情的で、合理性からかなり遠い判断ですが、最後は「この人を信じよう」なのです。



閑話休題
ちらしです。
成功かどうか、それは他人が決めることなのでなんとも言えません。
会社設立10年で生き残り5%なので、10年残ればそこそこ成功、といえるらしいですが、本人にはよくわかりません。

起業ブームで(だいぶ落ち着いてきましたが)、世にはたくさんの情報があります。
失敗しないなんとかセミナーとか、売れるなんとかの作り方とか。ええええ、失敗は早めにした方がいいですよ。小さい失敗をたくさんしていると、そのうち気づくんです。ああ、これならいけるかも、って。小さな針の穴のような、ちょっとした通り道が見えるんです。

もし失敗せずにできる方法が見えているなら、それはすでに作り上げられたモデルではないでしょうか。起業で小さいものを作り出すのは、今見えていないけど、お客さまとの接点があとちょっとで見えそうで、やっぱりもやっとしていてリーチ方法が見えないようなこと、という事業のシーズ(種)を拾い上げ、検証していく地味な作業です。

その小さなことを、最小単位でやってみる。
ちょっとした手仕事を、少しスタイリッシュにする、と園田さんは言っていました。うん、そうそう、ちょっとスタイリッシュに。手作業のハンドメイド感から抜け出して、少しスタイリッシュに。その頃合いは、予算の範囲内で最初はやりたいですね。やっているうちに経験値がたまり、針の穴が見えてきます。

ネクタイのおじさまたちは(偏見に満ちたカテゴライズですけど)、大きめにずばーっとやってみたくなるようです。すでに回っている会社の手法で、ある程度のマーケットサイズを想定して、一度に試してみる。成功率は低め、でもあたったら大きい。パネルでこの話をしたら、会場のネクタイ族の皆様が苦笑していました。でも、あながち間違ってないと思いますよ。

女性の創業は、小さくやってみることが多いそうです。
小さくなっちゃう、とも言えます。スタートアップ時に、お金がない!
あるお金でなんとかやる。楽しくやってみる。趣味でハンドクラフトをやるように、とりあえずやってみる。失敗を繰り返す、そのうち、針の穴を見つける。

針の穴を早く見つけられるようにお手伝いをしているのが、なんとかビズです。
私は、富士市産業支援センターf-Bizでビジネスアドバイザーをしておりますが、そんなつもりでご相談にのっています。
富士市産業支援センターf-Biz http://f-biz.jp/

相談できるところは、意外と身近にありますよ。
スイーツで情報交換もいいですが、専門家に話を聞いてもらうと、もっとズバッと針の穴がみえることが、ありますよ。

2017年7月7日金曜日

美容学校の授業でした!脱毛時期を支えるキーマン理美容師の卵と一緒に3時間みっちりと。

美容学校の授業で、脱毛時期を過ごすお客さまにできることを3時間、一緒に考えたり、作業ワークショップをしました。



静岡新美容専門学校の1年生です。
高等課程の生徒もいて、一番若手は16歳!


脱毛ってどうして起こるの?何人くらいいて、どんなことが起こるの?という概論から始まり、実際に美容師さんに求められるのは何だろう?を一緒に考えるワークショップ をしたあと、最後につけ毛パーツを使って、帽子につけ毛をつけてみる体験ワークショップをしました。

その中で、「お客さまに話してもらえる美容師さんになろう」を考えるワークショップで出た意見がなかなか深い。
(そもそも、話をしてもらえないとニーズが正しく拾えないし、一緒に考えられないから、日常におちるような提案もできない。)

まずは、とっつきやすさ。
・優しい雰囲気や笑顔
・おしゃれ
・自分と興味や趣味が似ている

そして回答を期待できるのか。
・話をちゃんと聞いてくれる
・話に対して丁寧に答えてくれる

最後に、専門性。
・正しい情報を教えてくれる
・具体的に解決してくれる

これ、ちゃらい(ごめんなさい)若者が真顔で話してくれたコメントです。
10代、すばらしい!

学ぶことは、インプットだけではありません。
普段考えている「ふつう」を言語化することも、学びです。
とくに、学生のうちにみんなでシェアすることは、サロンに就職してからのミーティングなどで自分の意見を話し、人の話を聞くことに役立ちます。

学生の授業はいつも清々しいです。
とても濃い3時間でした!




2017年6月12日月曜日

クラシエのアドバイザー研修でした ロールプレイでワガコト振り返りを180分、濃い時間でした!

画像に含まれている可能性があるもの:画面
クラシエホームプロダクツでカウンセリング技法の講習会でした。理美容のプロフェッショナル用商材の全国アドバイザーが一同に会して学び合う貴重な一日です。

今回は、カウンセリング技法のセミナーということで、技法の講義を少しだけしてから、自分の普段の接客を振り返り、自分たちの接客を再現するワークショップ などを実施しました。

参加者から、実はサービスの事前カウンセリングではあまり問題は出ないけど、問題がでるのは施術からその後なのだ、だから事前の正しい情報提供は大事だし、そのために丁寧なカウンセリングは大事とわかった!というコメントがありました。

そう、事前にちゃんと伝えることは大事です。
でもそのときに、注意書き一覧を渡すようなあたたかみのない方法はNG。

相手のニーズや心地よい接遇のポイントをカウンセリングで引き出して、感じておく。
そこに合うように、丁寧に必要なことをわかり易い言葉で伝える。
これは大事です。

決めるのはお客さまです。
気持ちよく決定していただけるように、気持ち良く安心して話せる空間を。
カウンセリングは、空間づくりです。




2016年7月1日金曜日

ソーシャルビジネス経営者育成講座でした。

浜松市内ではまだめずらしい私塾の社会起業家育成講座に今年は2回登壇させていただきます。



本日は1回目。


成功話ではなく、今やっていること、考え方のルールから子ども食堂ってどうしたらうまくいくと思う?のワークショップの3本立て。ワークショップは答えのないことを多様な背景の人と前向きに話し合う訓練です。

子ども食堂ってどうしたらうまくいくと思う?では

1)現状の分析
お金、理解、地域性、親の気持ち、運営側の意図、リスク

2)難しさについての想像と仮説
ユーザーが増えたらどうするの?ディープすぎることに運営側がまいっちゃったら?アレルギー対策は?

3)解決方法の仮説
数を増やす、プロにつなぐ、アレルギー対策メニュー、外注、運営の効率化でスタッフ数を減らす

と話はすすみます。

そこで、ところで、そもそも、子ども食堂ってなにをしたかったっけ?と話を戻すと、実は3)のような目先の手法を変えていくことだけではないことに気づきます。

参加者の所属がバラバラ、テーマもバラバラ、年齢も思いも違うので、思わぬ方向に話がすすんでいきます。ソーシャルビジネスは今ないことを生み出す仕事。だからこそ、多様な人と連携が求められますし、多様な人と話しながら意見を引き出していくことも大事。提案も大事。

皆さんと一緒に考える場を、もっとよりよくしたい。
そのために、私の力をもっとつけたい。現場でチャレンジあるのみの毎日です。



今年度第一回目のSB経営者育成講座は満席です。2回目は募集中です。