浜松市の総人口は約80万人なので、2人に1人はどこかの事業所で働いていることになります。
つまり、企業がCSRに真剣に取り組むと、人口の半分がそれに何らか携わる機会が作れるかもしれない。これって凄い。
まず、人口の半分という圧倒的多数の人に効率的に参加してもらうことができる。
情報提供も、職場経由なら啓蒙しやすい。
各職場が個性的に取り組めば沢山の種類のトライが生まれる。
社会課題解決には絶対的な回答はないので、仮説をたて、それを実際にトライして、改善しながら何か新しい道を最短で見つけられる可能性アップ。
社会課題解決には絶対的な回答はないので、仮説をたて、それを実際にトライして、改善しながら何か新しい道を最短で見つけられる可能性アップ。
日本の企業の99.7%は中小企業。ってことは、チーム単位も小さくて、全員参加型で小さなトライができる。地域コミュニティに入り込める。
ああいいことばっかり。
もっと企業に市役所の担当さんがプッシュして、市役所です!って市役所の名刺の威力をつかってプッシュしていこうよ。と若手担当者さんと立ち話。
グイグイいかないと、時間がない。私の任期はあと1年。
あっという間の3年間でした。さて、来年度はどうしようかな。
帰り道に、ふと思う。浜松市の情景も10年でだいぶ変わりましたね。
情景が変わるくらいに長い10年、浜松市の企業のCSRは進んできたのかな。豊かで落ち着いた地域に見えるけれど、高齢化がすすみインフラの老朽化も見えてきた。相対的貧困へのトライや、地域移動手段の確保、中山間地域の買い物問題、中心市街地の高齢化。どの地域も抱える課題をここも抱えています。そして、その課題も少しずつ変わり続ける。課題をじっくり検討している場合じゃない。当事者は今困っているのですから、気づいたら、仮設を立てて、とにかく対応してみる。
少しずつ変わる社会ニーズに、本当に良いことを企業っぽくバシッと取り組んでもらえるような仕組みづくりをしたいですね。よさそうなことじゃなくて、よいこと。役に立つこと、解決できる手法。既存の方法なんて一回忘れて、頭を柔らかくして、枠を超える。地域社会の2人に1人が取り組んだら、すっごい力になりますよ。
まだいけるね、浜松市。