静岡市の人材育成塾に関わって5年経ち、面白い事業をそだてている卒業生がちらほら出ています。本気でやれば、結構なんとかなるの典型事例。現場力を高めて、ビジネス化して、次々挑みます。業とする場合は、きちんと収益化。だって生活もかかっていますから。活動で取り組む人も、その現場クオリティは当然お金をもらうレベル。個人に入らないだけ。
塾が終わってよかったね、で終わらない。
大事なことは、育っていくこと。そのための体制が必要。でもないなら、作ってみたほうがいいよね。ということで気軽に王将に集まって2時間くらい、ビールとチキンと餃子をたらふく食べながら本気トークです。
やってみるとわかりますが、こういうものはお上の仕組みありきではないのです。
やりたい人が、やりたいなって思って、適当に集まって真剣に話すことが肝心。その土壌と、先行事例があれば、このコミュニティはどこでも自然発生するはず、という前向きな仮説に基づいた社会実験です。
地域課題解決を自分の生業として組織運営するメンバーと、餃子の王将で年2回くらい真剣なミーティングをしています。今回は静岡県の林業担当職員が立ち上げた、地域の森林を守るプロジェクト集中談義。参加者は10名。王将で資料を配って、PCで資料共有して、チキンを食べる会議。
王将のクリスマス色だ!と喜ぶメンバー。
チキンを、と言っても、唐揚げですね、と返される。懲りずにチキンと言い張る。
起業家は孤独。
歪まず、こまらず、相談しやすい体性感覚を維持するために、前向きなコミュニティは有効です。それもないなら、作ればいいかと。