2018年7月12日木曜日

法事2.0 故人を想えばよいと考えると法事はもっと楽しくなる

実母の8回目の命日なので、弟とお酒を飲みました。母がなくなった後、初盆までは真面目にやったのですが、なんとなくこれってすっきりしない仕組みだなと思いまして、お寺ルールに則った法事はそこで卒業しました。

それから毎年、お酒を飲んだり、母の好きだった千疋屋のフルーツゼリーを各種一気食いしたりしております。(千疋屋ゼリーの一気食いは結構苦しかったので、一回でやめました。)今年はもちがつおとハゼを肝醤油で食べて、母親の苦笑エピソードを兄弟でシェアしました。なかなかおもしろい8年目の法事でした。

法事の目的は、故人を想う人が思い出したりシェアしながら、いまの関係性に感謝することです。言い換えると、故人を口実にした生きている人の集会。目的が達成されるなら、宗教的な儀式じゃなくても良い。お布施だと思って、楽しくて美味しいお酒を気を許している人たちと飲む法事もアリです。

宗教信心が薄い私には、宗教的な意味合いよりも、いまを面白いと思い、それを育ててくれた母親に感謝する機会。いろいろあったけれど、終わってしまえば笑い話。中学の卒業式を忘れていて来なかったとか、仕事をしていて保育園のお迎えを忘れて放置されるとか、成績表を兄弟間違えて渡すとか、お弁当箱に500円貼って中身空っぽとか(最初から500円くれたほうがいい)、全て笑って許す機会です。

思い出して笑う機会の作り方は、もっと自由でもよいのです。やり方は自由。法事2.0は、もっと自由で楽しくやったら良いはず。8年目が終わったところですが、10年目は何をやろうかな、を検討する9年目を来年の今頃に企画しております。



おいしいビール。このあとたらふく日本酒も飲みました。