2018年5月11日金曜日

インバウンド対応は、住む人の日々を快適にすること。

住民として長く住む人も、旅人として少し住む人も(たとえ1泊2日でも)、時間を短く区切るとそこに住んで生活する人です。

そこに滞在する時間が年単位で長いか、時間単位で短いか、の違い。
どっちもそこで時間を消費している人。

というわけで、長く過ごしている人がもっと便利で快適な毎日を追求したら、結果的に短い時間対応の人も便利になって、インバウンド対応になるんじゃないかと。

中央のチェコの首都プラハで5日間ふらふら過ごしてみたところ、めっちゃラクなんです。

たとえば、地下鉄もトラムもバスも同じチケット。時間単位で買うから乗り継ぎらくらく。30分単位から買える。改札もない。チケット買って、打刻機に突っ込んで乗った時間を印字して、それだけ。
時々抜き打ちで改札があって、打刻していないと罰金。なんと効率的。
カード支払いも浸透しているから、通貨の違いも気にならない。
言葉ができなくても、色と形でわかるようになっている。
ハラルとかベジタリアンは、それ向けの店がきっちりあって、住民も必要とするから(つまりふつうに美味しいから、ふだんみんな行く)特別感なく、値段もお手頃。

こんなところを毎日10キロくらいフラフラ散歩して、毎日の快適さが研ぎ澄まされて、それがすべての人に開かれたら、それでインバウンド対策難じゃないかなと思ったわけです。