2016年7月6日水曜日

妄想のスケール感をそのままに、現実社会のロジックを考える

世の中の困り事を拾って、その解決方法を事業化しています。さとうです。

最近、自分の頭の悪さをどうカバーしつつスピード感ある展開をしていけばいいのか、そんなことばかり考えています。

昨日、本気でコンサルティング業をしているお兄さんに話を聞いてもらいました。その方は普通の一般的な、かつ日本トップクラスのコンサルファームの出身で、現在は社会的事業のコンサルもされて、ばんばん成果をだしています。お仕事でその場をご一緒させていただいただけなのに、なんとなく覚えていてくださり(ありがとうございます!)、うなぎボーン一袋で私の妄想について話を聞いてもらいました。


うなぎボーンとは、うなぎの骨せんべいのことです。浜松市のおみやげで、地味ですがビールのアテにぴったりです。1袋500円くらいです。

現実に落としこんでいくとき、自分の見えている世界と想像できる引き出しだけで考えると、限りなく自分サイズの小さい感じになります。考えていると、途中からスピード感が全く感じられなくて、萎えてきて、こりゃダメだと思う。自分がダメだって思うくらいだから、もう話を聞いただけで現場の匂いまで想像できるような、ベタな方法なんです。

これでは関わる人の苦労ばかり増える。
結局、何も変わらない。

そうならないために、自分とは全く違うスケール感で見て進んでいる人に質問をさせてもらいます。質問するときのポイントが昨日ちょっと分かったのでメモ。

まず、そのサービスがあって充実している姿のイメージを明確にする。
そのイメージの定性的・定量的な分析をする。
これの2点を必死に考える。脳みそが溶けるくらいに。
(ゴールシーンの設定ですね。それをとてもしつこくやる。)

このゴールシーンの設定をしつづけて行き着く先が、スケール感マックスの妄想。
この状態で先輩に「このマックスを満たしたいのですが、どうしたらいいですか」と聞く。

そのときに、さらにもう一つ、そのために自前でできることをまずやってみる。2%くらいの失敗を繰り返して確認しつつ、妄想のスケール感を心に留めつつ、小さく失敗をしてみて、その失敗も伝える。こう考えて、こうやったら、こんなふうにコケた!と素直に伝える。コケた状況と、コケたことに関する自分なりの分析。

状況把握はリアル現実で、妄想と実世界のギャップの一部です。
分析は、自分の考え方の歪みに気づかせてもらえる。

2%くらいの失敗、これが大事な理由をこんな感じで教えてもらいました。
自転車に乗れない人は、漕がないと転ぶ、前を見ないとぶつかる、ハンドルを持たないと転ぶ、そんな簡単なことですが、なにをしたら失敗するかを体験する。
その失敗を知って、それをしない方法をこなしていくと、自転車が乗れる。
これと同じで、何で失敗するのかについて、ミニマムラインを試して知る。
(最小単位でのトライ)

大事なことは、本気で達成したい世界観を言語化することと、それに対して思っているばっかじゃなくて手足動かして現実社会のリアリティを掴んでこいということ。

いまさらなにいっているの、という感じの当たり前のことばかりです。そう、何も新しいことじゃない。でもそれをコツコツ丁寧にできていなかった自分に反省しております。真剣に考えていたつもりでも、まだ足りなかった。日々是精進。