2019年7月15日月曜日

キラー質問「いい本ないですか」

読みたい本ばかりだと偏りそうなので、ミーティングなどで出会った面白い人に「いい本ないですか」と聞いたりします。聞けない雰囲気のときは、諦めます。勇気を持って聞いてみると、大体面白い本をおすすめしてもらえます。面白い人は面白い本を読んでいる、の法則がある気がします。

おすすめされた本は、ほぼその場で注文します、忘れるから。置いてあったら読むし、すぐに読めなくても積ん読してあれば、そのうち読みます。

新しい本、繰り返して読む本、雑誌、新聞、Webメディア、等。特にここ10年はWebメディアが圧倒的な情報量で攻めてくるので、文字メディアの奴隷だな、と時々思います。でも、読む。自ら進んで奴隷になる。無限ループ。死ぬまで奴隷生活の予感。



最近再読した本。
数年前におすすめされたエクセレントホスピタル。アメリカ国内の評価の低い病院を立て直した話。財務と同じくらい、人に資源を投下せよ、エンカレッジする環境を整えよ、というような内容です。病院経営のみならず、人対人のホスピタリティが価値を生む仕事をする人たちのやる気を最大化するには、を考えさせられる本です。

そもそも、医療関係者は意識高いし、やる気も気力も知力も根性もあります。
教育課程を経て、実習して、不条理や憤りも感じ、嬉しいこともあって、国試をパスして、専門職になります。なった後も日々是精進。責任もあるし、人の感情に触れながらチームで仕事をしていく。人材のポテンシャルが高い。

この本、アメリカ型の「さあ、みなさん、前に進みましょう!!!」というパッションの塊の空気感はありますが(だから日本にそのまま当てはめるのは難しい)、人を大事にするってどういうことなのかを見せてくれます。それはちやほやすることではなくて、自己効力感・肯定感を育てることなんでしょうね。ディーセント・ワークだ。