2016年6月20日月曜日

ピアのオンラインストアのアクセス解析は、全国統計と違う結果が出た。

ピアのオンラインストアのアクセス解析によるとYahoo検索をお使いの方が約80%もいる。ピアのオンラインストア顧客層がYahoo!Loverなのか、日本人が好きな検索エンジンがYahooなのか。

オンラインストアのアクセス解析を見ていてちょっと気になったので、メモ代わりに書きます。

ピアのオンラインストア、全国統計とかなり違う結果がでました。

検索エンジンシェア率はGooge>Yahoo、というのが今年も発表され、 アメリカのYahooでは業績低迷でネット検索やEC事業に関する特許約3000件を販売し始めた、というニュースもありましたが、ピアのオンラインストアではYahooが優位です。
 http://www.wsj.com/articles/yahoo-lines-up-bids-for-about-3-000-patents-1465347136
http://www.zdnet.com/article/yahoo-sweetens-sales-deal-with-auction-of-3000-patents/

この統計によれば、日本人の6割がgoogle検索を使い、Yahoo検索は約3割。 ですがピアのオンラインストアは8割の人がYahoo!検索を使用している。ちょっと不思議な結果がでました。 

こちらは2016年の検索エンジンシェア率。

中国:百度(baidu):74.4%, 好捜(Haosou):9.1%
韓国:Google:49.1% , NAVER:45.2%
台湾:Google:83.4% , Yahoo! 奇摩:15.2%
香港:Google:79.5% , Yahoo! 雅虎香港:17.3%
タイ:Google:98.7% , Yahoo!:0.7%
フィリピン:Google:94.3% , Yahoo!:3.7%
マレーシア:Google:95.0% , Yahoo!:2.8%
シンガポール:Google:94.7% , Yahoo!:3.4%
インドネシア:Google:97.7% , Yahoo!:1.3%
ベトナム:Google:90.8% , coc coc:3.8%
日本:Google:62.9% , Yahoo!:33.5%
(出典:http://blog.members.co.jp/article/19220)

国により検索エンジンのシェア率はかなり違います。
たとえば中国ではGoogleはほぼ使えず、1クリックしてもどってくると次のページは表示されない。Googleのアルゴリズムを使っているYahooも検索結果の一部WEBページが表示されない。シェアは中国企業の百度(Baidu)がぶっちぎり75%。韓国はGoogleと韓国企業のNAVERがほぼ同率。日本はGoogleが63%、Yahooが34%。他の国はのきなみGoogleがシェアNo1。この調査では、東アジア3国以外はGoogleがぶっちりです。すごいぞGoogle。

シェア率の高いgoogleですが、検索エンジン以外でちゃんと収益をあげています。逆に言えば、検索エンジンだけでは収益はあがらず経営が難しくなるということ。検索エンジンを使われてもそれだけでは収益にはもはやならず、行った先(たとえばピアのオンラインストア)がYahooのECサービスでお金を落としてくれることがないと収益化されません。

 ピアの場合は、課金、配送、Tポイント、確かにどれも代行サービス未使用。うちはクロネコヤマトの宅配と収納代行を使っていますが、これがすごく親切なので、おまとめサービス業さんにお願いする必要が今のところありません。freeサービスの検索があれば、ある程度ほっといても儲かる有料サービスが作れる、という時代は結構前に終わったのか、と今更納得しました。 

もちろん、日本とアメリカは事情は違いますし、事業悪化で特許権利売却を進めているのはアメリカのYahooですから、このデータで日本のYahooの業績を語っているのではありません。Googleのシェア率が高い日本国内からのアクセスを解析したらYahooが優位だったことと、単純に検索エンジンを使ってもらって人が流れてくれば収益化できる、という時代は終わったという話。