FBポストに書いたものをこちらにも転載いたします。
”消滅可能性都市の若手起業家が仕掛けるビジネスプランコンペ。裏側には、目立つと阻害されたり孤立する田舎で、挑戦し始める若手が潰されないように、ファンを増やして、その土壌を育てていくエコシステムづくりがあります。面白がる、ファンがサービスを使う、若手も努力する、それを潰さずに見守る。もう後がない地域も変えていくくらいの力がある場所でした”
安定している地域コミュニティは、たとえそれが衰退していく途中であっても、その状態で安定しています。安定を崩して、何かを始める人はインベーダー(侵略者)です。
変え無くてはならないことは、みんな薄々感づいています。
地域バスがなくなり、人が少なくなり、お店がなくなり、仕事がなくなる。
病院の外来にいる患者さんも高齢化して、慢性疾患で定期的に通院する知る顔ばかり。
地域に子供の声がしなくなってくる。
こうなっても、その地域の生活はなんとか成立していきます。
いま成立しているものを変えなくても、別にまだいいんじゃないか。
新しいことを始めるのはエネルギーも必要です。
自分自身も、変えられてしまうかもしれない。
その膠着した空気の中で、やり始めた人たちは、少なからず嫌がらせもうけています。
マイノリティとして、いやがらせに耐えていくのも、結構辛いものです。
ならば、そのマイノリティがあつまって、発信しつづけて、地域の役にもたち、安定して暮らしている人たちにも「あいつら、まあ、それもありだな」って空気のように受け入れてもらうムーブメントを創りだそうとしています。
これを行政がしかけると、まじめに座談会とかイベントやっちゃいそうですが、彼らは等身大に自分たちのやれることで、やれる場所を作っています。
後がない地域で発生している、起業家を守るためのコミュニティづくりでした。